乗車数が定員オーバーの場合保険金は支払われる?
自動車に乗車できる人数というのは車種によって決められ制限されていますが、乗車数を定員オーバーしていた時に交通事故と起こした場合、保険金は支払われるのでしょうか。
例えるならば、4人乗りの車で5人乗車していた時のような場合になります。
結論だけ先に言うと、基本的には保険金は支払われます。なぜ支払われるかというと、定員オーバーの場合でも、「正規の乗車装置または当該装置のある室内に搭乗中の者」は補償の対象となるからです。
補償の対象とならないことも
ただし、この場合に保険金が支払われるのはあくまで、「正規の乗車装置または当該装置のある室内に搭乗中の者」が対象となり、「隔壁等により通行できないように仕切られている場所を除く」、「ただし、極めて異常かつ危険な方法で搭乗している者は除く」という注意書きもあるので、「正規の乗車装置または当該装置のある室内に搭乗中の者」以外の場合は、保険金が支払われない可能性があります。
例えば、トランクに乗車した場合に事故で怪我した場合など、あくまで「正規の乗車装置または当該装置のある室内に搭乗中の者」以外の場合、保険金が支払われない可能性もあるので注意しましょう。
そもそも定員オーバーは交通違反になりますので、1点の減点と6,000円の罰金になります。
また定員オーバーすることで、制動距離が長くなったり、シートベルトが足りなかったり、操作性の悪化も招く可能性もありますので、定員数はきちんと守るようにしましょう。
12歳未満の定員数の数え方
12歳未満の場合は、定員数の計算の仕方が3人で2人という形になります。ですので、4人乗りの車でも12歳未満の子供が3人いれば、5人乗車することができます。ただし、あくまで3人で2人という形になるだけで、2人の場合は2人とみなされますので注意しましょう。